令和6年宮崎県日向灘を震源とする地震における地図証明書等の座標値への付記について

法務省民事局のホームページに以下の掲載がありました。

 国土地理院は、令和6年(2024年)宮崎県日向灘を震源とする地震により地殻変動が観測されたため、地震発生地域及びその周辺に位置する基本基準点(三角点、電子基準点、水準点)の測量成果の公開を停止しています。

 また、上記の地殻変動により、本地震の発生前に作成された登記所備付地図、地積測量図等に表示されている筆界点、図郭等の座標値が、現在の土地の筆界点等の座標値と異なる可能性があります。

 そのため、令和6年9月5日から、地図証明書(現在の地図であり、公共座標を有するものに限る。)において、その情報が本地震の発生前の情報であることを付記する運用を実施しますので、お知らせします。

 なお、地積測量図については、上記付記がされませんので、作成年月日を確認の上、その取扱いに御留意いただくようお願いします。

法務省民事局ホームページより

基本基準点(三角点、電子基準点、水準点)はあらゆる測量の基準となるものでありその測量成果の修正には膨大な時間と労力を要します。

思い起せば阪神・淡路大震災の時も神戸管轄の土地家屋調査士さん、測量士さんのご苦労があったことを記憶しています。

できうれば無事故、早期業務完了をお祈りいたします。

                             測量部 田中秀樹