休眠担保の抹消

  相続登記の依頼を受けて、登記簿を確認すると、たまに古い担保が残っていることがあります。 

今回も古い金融機関の担保がついており、依頼者に確認すると、「そんなものは聞いたことがない。」との返答です。おそらく、すでに完済しているけれども抹消登記をしていなかったというケースです。
 
休眠担保の抹消方法には、色々ありますが、今回のケースは存続金融機関が存在するため、その銀行へ電話すると、対応して頂けるとのことで、無事に抹消登記が完了しました。もし、対応してもらえない場合は、裁判をしないといけないためよかったです。
 
なお、存続金融機関が無い(解散している)場合や、担保権者が個人の場合は、手続きが更に複雑になります。
ご自身で相続登記される場合も、登記簿謄本の乙区欄(担保などの記載がある欄)もご確認されることをおすすめします。
 
もし、古い担保があった場合は、当事務所までご相談下さい。